BONBEEホームシアター

ホームシアター&B級ピュアオーディオ ミラクルサウンドWORKSブログです。

自動音場補正ちゅうのは、、

うちって、ホームシアターがメインだったんですよ、、。
忘れてませんでした?


最近のAVアンプには、自動音場補正が標準装備になりつつある。既にそう?
ほとんど付いてますよね?
各スピーカーの距離、レベル、音色、さらには残響/位相まで自動で補正してくれる優れもの。
耳マイクでは難しい判断を簡単にやってくれる。

ただ、思うことは、、
確かに便利だし、
実際に綺麗にまとまる。
ある一線まではね、、。と。

耳で本格的に追い込んだサラウンドには遠く及ばない。
これが本音。


具体的には、音色補正が甘いんじゃないかと思う。
甘いというよりも、セーフティーゾーンを狙いすぎ?みたいことを感じる。
万人が聴いて破綻しないような音作り。
過去に聴いてきた各社全てがそうだった。

結果として、「キレ、スッキリ感を伴なった重厚な迫力」に欠けるような音。そんな傾向がある、と思うのです。

D社においては、各チャンネルフラット補正の他に、D推奨なんて補正値もあったけど、
これは酷かった。モガモガして聴いてられなかった。

また、レベル補正も見事なほどに各スピーカー均一になるけど、実際に映画を再生すると、それがベストとは思えなかったりする。


結局は、自動補正を基準にして、マニュアル補正+αを加えることが、ベストなサラウンドに近づく手法だと思ってたりするのです。
機械は便利だけど、人間の感性は超えられない?


ただし、、
このマニュアル補正ちゅうのが、なかなか難しい。
何をどういじればどんな変化がある、、このあたりは、経験とセンス?


便利を盲信しすぎて、本当の判断を疎かにしてないか?



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PIONEER VSA-AX4Avi MCACC

マイAVアンプ「PIONEER VSA-AX4Avi」です。
vsa-ax4avi

2年ほど前のモデル、もちろん新音声デコーダーなんて対応していません。ただ、HDMI1.1なのでプレーヤー側でデコード、L-PCM伝送は可能。

新フォーマット対応製品、プレーヤー/アンプ双方が落ち着くまで旧型のこいつでいいや、と思っています。


このアンプの売り文句は、表題の「Advanced MCACC」。
各スピーカーの距離、音量レベルはもちろんのこと、音色、
さらには、残響、位相コントロール、定在波の制御まで自動で行ってくれる音場補正機能です。

このMCACC、便利と言えば、便利なんですが、、、
自動設定値のままだと、個人的には不満を感じる部分もあったりします。

そこで、この自動補正値を基準にして、マニュアル補正を加えてみます。

操作画面を紹介しながら、説明してみます。
vsa-ax4avi

まずはチャンネルレベル設定
vsa-ax4avi

自動補正値だと、↓こんな感じです。
DSCF6657.03.jpg

マイスピーカー5CHとも同一のスピーカーを使用。
リスニングボジションは中央から、やや後方。

L/Rのレベルが低い原因は、AVアンプ~パワーアンプ間に、ピュアプリアンプ、バランスケーブルがあって、ゲイン差が生じているためです。
一方、サラウンドスピーカーレベルは、数値上、随分と下げているな?


さて、聴感だとどう感じるか?

試聴ソフトは、もちろん「ドラゴンハート」。
doragonheart

参考記事 毎度おなじみ、、ドラゴンハートで遊ぼう!

手始めにチャプター12の「ドラゴン360度旋回シーン」でチェック。
やはり、後方の回り込む音が控えめと感じざるおえません。

続く。


VSA-AX4Avi Manual-MCACC① レベル調整

Auto-MCACCでの設定値
DSCF6657.03.jpg


この設定値で 「ドラゴン360度旋回シーン、2周目の目前ターン」 を聴くと、ドラゴンが目の前をかすめるように飛んでいきません。
やはり、リヤレベルが低いかな?と感じます。
そこで、後ろに引っ張られすぎない程度にサラウンドスピーカーレベルをアップ。

Manual-MCACCで弄ってみた数値
vsa-ax4avi

サラウンドL/Rを約3dBほどアップ。この数値がアップの限界。
(+2.5dBでもいいかもしれません。)
これ以上レベルをアップすると、目前ターンが、頭上後方へシフトしていってしまうし、
旋回1周目、3周目での後ろの羽音も大きくなりすぎてしまう。

センターレベルを0.5dBだけアップしている理由は、単純にセリフを聴き易くしたいがためです。

SWレベルもオートでは低すぎと感じる、、。
3dBほど上げると、LFEを伴なうドレイコの声に重みがついてきました。
が、これ以上上げるとボワボワ声になってしまい破綻しました。
このあたりの落としどころは、ほんとに微妙です。



VSA-AX4Avi Manual-MCACC② スピーカー距離補正

調整メニューの入り方
Manual MCACC→Fine Speaker Distanse→決定ボタン

選択したスピーカーと対になるスピーカーの組み合わせ
R&L、センター&L、SL&L、SR&R、SW&L
からテストパルスが出力。
リスニングポジションから聴いて、対になるスピーカー間の中央にパルス信号が定位するように調整するのが基本です。
補正値は10cm単位。

自動補正でもかなりの精度です。このままでも通常は問題は出ないはず。
↓オートMCACCでの設定値
vsa-ax4avi

↓マニュアルMCACCでの補正値
vsa-ax4avi

センターを30cm多くしたのは、お試し。
距離を多くすることで、センターの音が若干前に出てきます。これはサラウンド包囲感よりセリフ重視向けのセッティング。

サラウンドRの距離を10cm増やしたのは、この時は、聴感上でこちらのほうが自然だったので。
おそらく自動測定値では135cmくらいだったのでは?
その後、下の調整を行い、規定値に戻しました。


電気的補正は10cm単位。
もっと厳密に設定したい。との場合は、
リアルでスピーカーの置く位置を変えたり、向きを微調整することで対応できます。
冒頭記載のとおり、テストパルス信号が対となるスピーカー間の中央に定位するように動かせばよい訳です。
耳で確認しながらできるので、簡単です。

注意点として、、スピーカーを動かすと定材波制御値が変わってしまうので、再度オートセットアップをする必要があることです。


余談ですが、
イタズラで、サラウンドRのみ+50cmとか試してみたんです。
後方の音場全体が右側にかなり引っ張られました。とても不自然な包囲感でした。
スピーカーを均等配置できない環境であれば、この機能はかなり重宝するだろうと思います。



VSA-AX4Avi Manual-MCACC③ 定材波制御

オートMCACCでは定材波のコントロールも行っています。
ピークの大きな順に3ポイント、補正。
この数値を、さらにマニュアルで補正も可能です。
vsa-ax4avi

対象スピーカーは、「Filter Ch」で選択。
①mainを選択すると→L/R SL/SR SBL/SBRの全てが対象
②Centerを補正
③SWを補正

フィルターの中心周波数は63~250Hzで可変
Qは補正帯域巾の設定。数値が大きくなると、凸巾は狭くなります。
ATTはアッテネーター。減衰ですね。

ちなみに、定材波によるf特ディップについては、電気的補正ができない。これは以前お話したとおり。
この定材波コントロールはピークのみに補正をかけている訳です。
デッイプを潰したければ、電気補正じゃなくて、リアルでやるしかない、ということです。

こんな感じの商品説明ですが、、、
マニュアルでの補正はかけていません。
自動設定値のままでいいかな?と。
、、というより、奥が深すぎて手に負えません、、。
こんな便利な機能もあります。というご紹介でした、、。



MCACCのマニュアル周波数補正

話題を変えて、、、ずっと置き去りにしていたお話でも、、。


最近のAVアンプのほとんどに自動音場補正機能がついてたりします。
中位機種以上になってくると、その機能の中に、「スピーカーの周波数補正」、内蔵グラフィックイコライザーを用いて音色を変える機能が追加されていたりします。


PIONEER/VSA-AX4AVi の画面です。
vsa-ax4avi


自動補正の値そのままだと、何かフラットすぎてつまんね。みたいなところってありませんか?(特にパイの)
デノンの場合には、メーカー推奨みたいなパターンも選択できるのですが、、、一気にデノントーンになったりね、、。

もちろん、補正値そのままでもバランスが良いし、
おおっ!と思うほど音が良かったりするシアターもあったりするのですが、、、。

個人的には納得いかん。

皆さんは、この補正やってます?
実は、友人達に尋ねてみると、
「いじってないよ。自動補正そのまんま。」とか、「いじってみたけど、良くわかんね~。」っていう答えがほとんどだったりします。

そんな自分もきちんとできるのか?と問われると、、
「我流で邪道かも、、。」ではあるのですが、それなりに好みのトーン(効果音はスッキリズシッと、セリフは太目が好き♪)に補正できていると思っています。
手前味噌で恐縮ですが、どこをどういじっているのか。今日はその話を。


補正するにあたって、解っていたほうがお得なことがいくつか。

少し大切なことは、各周波数はたいたいどんな高さの音なのか?‥‥‥当たり前のことですが、「どの帯域をいじったらどうなる」ということが、ある程度解っていないと、、、。
NHKの時報「ポッポッポッピー」の「ポッ」は440Hz、「ピー」のほうは1オクターブ高い880Hzだったりとか。身近な音の周波数を調べてみるといいかも。
実際に数値をいじってみるとなんとなくわかりますけどね。


けっこう大切なことは、脳内で理想の音が鳴っていること。‥‥‥なんでもそうですが、具体的な理想像を持つことって大切ですよね。

中ぐらいに大切なことは、「テキトーなところで諦らめが肝心」な気持ちを持つこと。EQだけでは限界があることを認識するちゅうことです。
定在波のディップ(凹み)にあたる周波数はプラスしても打ち消されてしまうとか、周波数マスキングのこととか、そもそもが機器の限界の問題があったりとか、、。


なんだか悪い癖で前置きが長くなってきた、、。すみません、、。
具体的に調整値は 「つづく」、、。

MCACCのマニュアル周波数補正 続き

あくまで邪道。あくまでマイシステムでしか通用しない我流かも。


で、続きっす。

自分の調整には「順番と法則」(たいした法則じゃございませんが)があります。

フラットの状態では、何か迫力不足だと感じるならば、基本はプラスすればいいのですが、どの帯域をプラス(増減)するか?

自分の場合、「3-2-1の法則」がありまして。
(もう一度写真を)
vsa-ax4avi

(↑これがたしか、補正値そのままの状態だったと記憶、、)

まず、センタースピーカーの低音域から調整。

63Hzを+3dB。
125Hzを-2dB。
250Hzを+1dB。

ドンとくる63Hzを上げます。
いじってみると解るんですが、125Hzを減らさないとボワつきます。さらにここを減らすと声が軽くなるので、
その上の250Hzを少し上げてバランスを取ります。

で、スロープ「3-2-1」。
これはあくまで目安です。
出てきた音を聴いて、それぞれの周波数を±0.5~1.0dBして微調整します。
絶対ボワつかせない。その一歩手前に設定する。これがポイント。


高域が淋しく感じるはずなので、高域のどこかワンポイントを増やしておきます。
自分の場合、4KHzを+1dB。(あくまでそれぞれの聴感で)


こんな感じかな?程度にまとまったら、
ひとまず、メインL/Rとサラウンドスピーカーもセンターと全く一緒の値で補正します。

SWのレベルが低いはず。
思い切って+6dB。
試聴して徐々に下げていきます。
SWのポテンシャルにもよりますが、良い案配の落とし所は+3~4.5dBくらいかも。

改めて試聴。
再度微調整。
これの繰り返しです。
0.5dBの差でけっこう変化したりします。

そこそこまとまったかな?と感じたら、

声を太くしたければ、センターのみ250Hz、あるいは500Hzあたりを少しプラスします。
音場の高さが足りないかな?と感じたら、4あるいは8KHzを少しアップさせると良いかも。上げる場合はメイン、サラウンドスピーカー一緒に。


まあ、要するに、「均一にスッキリとしたドン(やや)シャリ」方向に持っていってる訳です。
(そんなん好みじゃね~よ!って場合は、全く参考になりませんのであしからず)

前回のプロローグに書いたとおり、内蔵グライコ補正だけでは限界があります。
もっとステキなサラウンドを!と思ってしまったら、、、
スピーカーのセッティング(SWも含めて)を見直してみたり。あるいは他の部分を見直してみたりとか。その上でまたしつこくチャレンジするのでありまする。



どうでしょ?少しは参考になりましたかね~?
あくまで自分の場合の基本です。
システムによって特性限界は当然違うので、全く参考にならないかもしれません。

実は、自分のやっている調整方法は、実はもう少し複雑だったりします。でもそれは秘密です。
ちなみに、この補正って、あくまで映画鑑賞用ですからね。誤解しないでね。

機械まかせで一丁上がり!あとは映画を楽しむだけ♪
それももちろんありです。
ただ、いじれる部分があるのに、いじらないのはもったいない。
もしかしたら映画の感動が増すかもしれません。
それくらいサウンドの違いで映画の印象も変わるのも事実なのです。


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