(久々ピュアオーディオよりな話題っす)
今回のターゲットは、パワーアンプに使用している自作電源ケーブル。
現状:線材はオヤイデのTUNAMI、電源プラグは(同じく)P-046、インレット側のプラグは(同じく)C-029。という仕様です。
このインレットプラグを表題のFURUTECH/FI-11(Ag)に変更してみたらどうなるか?という訳です。
C-029:真鍮プレード無メッキ
FI-11(Ag):ブレード/銅・燐青銅 FURUTECH α Process処理 銀メッキ
実売は両方とも4000円前後。

(どうでもいいですが、交換後の様子)

さて、このケーブルをパワーアンプROTEL/RMB1095に接続して試聴してみました。
ほ~♪ 目を閉じると、、、
まぶしい日差しが降り注ぐ春先のゲレンデ。スノーパウダーがキラキラと舞っている。
これは魅惑的ですね~。気持ちいいです。
オーディオ的に分析すると、
音像のすべてがソフトフォーカス感をまといます。
悪く言ったら、滲んでいる。
ただ、この音像の輪郭がキラキラとしていて、
さらに空気が無色?に近い明るい透明感を伴ってたりする。
(金メッキのもやもやとした空気感と違う)
そんな空気感の中で、響きが豊かだったりもするので、ヴォーカルに耳を集中したりすると、やたら気持ち良くも聴こえてもしまうのです。
f特的には、低音の量感はあるけど、ローエンドまでは伸び切らない。
中域の厚みもやや欠け。
エネルギーとしては下よりだけど、何かバランスが悪い。このバランスの悪さは締まりの無い低音過多が原因か?
マイシステムの場合、量だけ増えると、低域の混濁感があらわになるので、どうしても↑のような評価になってしまいます。
結論としては、却下。
この味付けを好むか否か?がポイント。
P-029に戻してみました。
おっ、オヤイデの音だね。とわかりますが、こちらのほうが遥かにクセがありません。しかもレンジ広いし。低域締まる傾向だし。そのくせ中域に厚みがあるし。
プラグの刃の部分、ブレード。
この材質が銅だと低音の量感が増える。しかしレンジはそう広くない。そんな傾向を感じます。
銀メッキ=高性能というイメージがあるんですが、やはり金メッキ同様、なにがしかの色づけを伴うようです。
真鍮無メッキのほうが、クセが少なくレンジも広い。(メンテも必要だけどね)過去の経験からそんな感想を持つのですが、皆さんはいかがですか?