ソニーの現役エンジニアであり、PS3の音質アップの大家として有名な「かないまる」さんのHPを拝見してきました。
「PS3でいい音出そう 」。特にその中の記事「絶縁トランスによる音質改善」講座に注目しました。
自分なりに勝手に要約させていただくと、
プロジェクターやPS3はスイッチング電源を使っている。
このスイッチング電源は、ノイズを発生する。
HDMIなどの信号ラインとACラインでできてしまうグランドループ(アースループ)によって、オーディオ機器はノイズの影響を受けてしまう。結果として音質劣化する。
これを軽減する手段として、ACラインに絶縁トランスを用いることが有効である。
こんな感じであろうと思います。
かないまるさんは、このようにも述べています。
「HDMIにかぎらず、アナログのY-PB-PR (いわゆるD端子接続) でもこれは同様です。」
(後ほど、かないまるさんにメールします。上記要約に支障があれば削除いたします)
ここで、ぶちさんのコメント。
最近の家電品、
音に良くないからと、これらの家電とオーディオ機器の電源は別コンセントからとったりしますよね。そんなできるだけの対策をする。オデオ趣味には、これ常識でしょ?
プロジェクターも一緒なんですよ。シアター関係の機材だからと、大丈夫と勘違いしちゃうかもしれないけど、これもとんでもないノイズ源なんです。
信号のやりとりと一緒に、凶悪なノイズも一緒にオーディオ機器に入り込んでくるんですよ。
アースループはそれを手助けしているんです。
ケーブルは必要悪。本当はケーブルなんて無いほうがいいけど、現実問題として無くすのは無理。
なので、どこかでループを遮断するような手段をとらざるおえない。
それが(スイッチング)電源のところに絶縁トランスを使い、アースループを断ち切る。ということになっていくんでしょうね。
(ちなみに、ぶちさん。
なるほど。
映像機器の対策が何故音質アップにつながるのか?今一わからなかった部分が見えてきました。
さて、、そもそそもですが、
SD-DVDをアップコンすると、音質が劣化する。こんなことから始まったのですが、
ふと思い出しました。
そう言えば、、、
音が悪いと感じた時は、、、プロジェクターが灯いていたような気がする、、、。
ここでまとめ的に書いてみます。
映像信号をアップコン(アップコンの場合に限らず解像度が上がれば)したことによって、高周波ノイズの帯域が広がり、より凶悪に変貌する。
高周波ノイズは音質劣化の元凶。
音声と映像を一本のケーブルで同時伝送するHDMIケーブルではその影響は避けられない。軽減することはできても、根本的な解決・対策は個人では無理。
スイッチング電源を使うプロジェクター(TVも)のグランドループでもノイズの影響を受ける。
対策は、上に書いたように、電源に絶縁トランスを導入すること。
であれば、早速です。
絶縁トランス導入を企画することにします。