


一世風靡したオヤイデさんのロジウムメッキコンセント。
ベースはアメリカン電気ということは、あまりにも有名。
現在は剛性強化した「ULTIMO」にモデルチェンジ。
ブレードは脱酸燐青銅に銀メッキ+ロジウムメッキ。本体はガラスフィラー入りナイロン樹脂。背面バンド部は真鍮、取り外可。
コンセントに興味がある人なら、一度は手を出した(そして卒業していった)ブツじゃないか、と思います。
また、ULTIMOに昇華したこともあって、今更コメントもなんだか?ですが、ご容赦のほど。
さて、SWO-DXを改めて試聴してみると、
「ロジウムの音そのもの」という感想。
音像は細く、輪郭はエッジを効かせシャープに。定位も良い。
fレンジは広めだけど、最高域と最低域にエネルギーを持たせた、かなりのスッキリ系。時折深い低音がズシッと出たりする。
スピード感もキッチリ表現するので、ドラムスとかベース等リズム系にかんしては得意分野だと思います。
また、甘い音を締めたい、なんて場合はバランス良くまとまるかもしれない。
ただし、中~高域にかけて、どんな音も同じ音調で表現する。
厚みを感じさせないのだ。
ドラムのハイハット、「ジャ」じゃなくて「シッ」と鳴るし、タムも同様な感触。パーカッションも厚みが薄いゆえ、ボディーの大きさも見え難い。
最低域は出るけど、エネルギーバランスがかなり上寄りのためなんだろうな。
ヴォーカルの「サ行」がきつくなる点でも、それがわかる。
組み合わせしだいでは、ツボにはまる良いコンセントとは思います。が、現状のマイシステムには合わない。やっぱり。
しかし、、、この差の大きさはいったい、、、。
電源系統を整備するとコンセントの差が、こんなにもあからさまになるものなのか?
あるいは単純に個性の違いなのか?
次回は、普通のULで確認してみよう。
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