
外観は黒の艶消し、ボンネットは相変わらずベコベコ。‥この辺り高級感があるなんてお世辞にも言えません。むしろビンボー臭い、、ハッキリ言って。まるでドカチンの弁当箱みたい。フタを開けたら海苔とご飯が入っていそうです、、。
いったいどこが豪華な筐体なんだか、、。
フロントパネルには、左手にメインスイッチ、サンプリングレートインジケーターが横一列に、その上にアップサンプリング192Khzのインジケーター。右側下にはにインプットスイッチが、その上に各入力インジケーターが縦に並びます。

電源スイッチを入れると、LEDが順次点灯していき、入力ソースとサンプリングレートを自動でロックオンします。
‥‥カッコイイのはそれだけです、、。
しょうがないよ、、だって8万円だもん、、。
とにかく音を聴いてみることに。
素性を知るためにも、(メンジクサイし)まずはポン置きから。
CDプレーヤーからは同軸デジタルケーブルで入力。プリアンプへは、今までと同じ条件‥ストレートワイヤーのクレッシェンドでアナログアンバランス接続です。
電源オン、30分ほどエージング信号を流しておいて。
(まあ、正直白状すると、、、
音質UPなんて、期待していませんでした。どうせ大して変わんないだろう、と。)
いざ試聴!
‥ん?お?えっ?!
これは良いかも♪
レンジが広がり、ローエンドが伸び、低音は曖昧にならずにしっかり出てます。音粒も細かくなってます。
アップサンプリングすると、音が細かくなることとトレードオフで音が細身になってしまう記憶がありましたが、そんなこともありません。
知世ちゃんが気持ちよさそうに真ん中で唄っているのがとっても嬉しい。艶っぽさは度が過ぎず。
音場も前後左右に拡大します。空気感や響きに高さがある。
各パートの分離感も上がっています。
とにかく心地よいです。オデオ的にもストレスを感じさせません。hifi傾向なのに、何故か眠くなってしまう音。
音は緩くありませんよ。むしろ適度にハイスピード。
値段がそれなり、ハイエンドじゃありませんから、重厚感こそ望めませんが、
この音は、正しく最近のミュージカルフィデリティーの音です。
細かいことを言ったら、値段なり?のポイントを見つけてしまいますが、
(このDACのせいじゃないかもしれないし)
まだ初日、ポン置きです。
逸品館のレビューでもほぼ同じようなことが書いてあります。
全く同感です。
プロジェクターの進化と低価格化にも目を見張るものがありますが、DACも同様進歩してたんですね~。いや驚きました。
10万円でお釣りがくるDACがこんなに効果的だなんて。嬉しい誤算です。
これなら、ベリンガーを使わなくてすんじゃうかも。
ジャンク化しそうだったA3.2CDも、トラポとしてまだまたぜ働いてもらえそうかな?
格安DAC‥褒めすぎの日記でした。