ここ3週間ほど記録がズッホリ抜け落ちていますが、個人的にも残しておきたい記録なので、回想しながら除序にUPしたいと思っています。
ひとまず3日前のこと。
長い間、マイオデオのレギュラーとして活躍してくれたCDプレーヤー‥MUSICAL-FIDELITYのA3.2CDが友人宅にお嫁に行きました。
使わずに仕舞われるより、友人宅で毎日使ってもらったほうが彼女もきっと幸せです。
先日の、DAC部からRCA端子までの信号出力配線の件ですが、
スペルバインダーに交換したものは結局失敗でした。
嫁ぐ前にモガミの2534に再換装。滑らかさを保ちつつ、質感を向上させ、低域から高域までバランス良くまとめることができまくした。
エージングもそこそこに友人宅に持ち込み。
早速、ラックの空いている天板上に適当に置いて、音を出してみたものの、、、
‥なんか変、、音が悪い。
低音は締まらず、声に厚みがなく、高域は曇ってる、眠い音。
‥電源再投入直後の典型的な傾向ですね。
しばし鳴らしているうちにみるみる回復してきました。
しかし、A3.2CDの潜在能力はこんなものじゃない!(長年付き合ってきた自分にはよ~く分ります)
満足してもらうために、ここからさらに使いこなし。
まずは、イシンュレーターから。
ハンズの銅コーンスパイクとアコリバの真鍮スパイク受けで3点支持。
銅を使うことで重心が下方向にシフトし、また、声の下のほうに生めかしい艶がのります。スパイクの点接点なので、低音が締まります。
真鍮のスパイク受けは煌びやかな響きが乗りすぎるかも?特に高域に。(←他に適当なスパイク受けが無いので、とにかくコレを使うことに)
と思ってセットしたところ、、、余り効果が無い。
さてさて‥インシュをしばし見つめて、、、やっぱりアレかな?
フロント2点は、ノーマルの脚を避けて、その内側にセットしたのですが。ここが臭い。
ネジ止めしてあるノーマル脚を外して、脚が付いていたその位置にインシュレーターをセットし直しました。
‥すると
ガラッと音が変わる。
(彼の部屋は、アクセサリーの変化に超敏感であったりするのですが)
上に書いたとおりの変化が如実に出てきました。
思わず笑みがこぼれてしまう変化です。
イシンュの効果が分り難かったら、ノーマルの脚を外して、その位置にセットしてみてください。オオッと思う可能性が高いのです。
でも、やっぱり真鍮のクセが顔を出します。
ちょっと高域にアクセントが。響きが真鍮、て感じで。響きが伸びるというか響きが濃いと言うか響きがダンゴになっていると言うか、、ある意味気持ちが良かったりするんですが。それはオデオ的には正統じゃなくって。響きの濃淡の書き分けが分りにくくなったりする傾向が。SN感の悪化にも繋がる。
真鍮って低音も増したりするけど。(ローエンドは伸びない)
そんな時には、
CDプレーヤーのディスプレイをオフ!
効果はテキメンです。
(繰り返しますが、彼の部屋は超敏感)
オフにすると、高域が大人しくなったように聴こえますが、上で書いたデメリットが一掃されてしまいました。
逆に高域レンジの狭いソースにはディスプレイオンと、使い分けしてみるのも一手かも。
ディスプレイオンオフの技は今更感もありますが、ご存知ない方はお試しを。
改めてCDをかけなおす‥
生っぽくて濡れたヴォーカル。ダンピングの効いた適量の低音。五月蝿くないのにちゃんと伸びている高音。なにより、スピーカーが消えて、音場は左右に広く、前後の書き分けが出てる‥これぞオデオの醍醐味。普通のボリュームなのに部屋中に音が舞ってる。
気持ちイ~です。
情報量そのものは最新のプレーヤーやDACには劣ります。
しかし、そんなことを抜きにしい音楽が楽しい。CDが高品質再生したレコードのように聴こえてきます。(決して大袈裟ではありません)
今まで、CDをブルーレイプレーヤー(BDP-LX80)で鳴らしていましたが、比べ物になりません。
(上には上があるのは承知ですが)もう十分にピュアオデオしてます。
娘を嫁に出す身としてもこれなら安心だな、、。
末永く使ってやってくださいな。
さよなら、A3.2CD。長い間お世話になりました。