結論として、やっぱりブビンガは外せません。
その大きな理由は、低音の締まり、ローエンド側の伸びと量感です。このポイントにおいては、今まで試してきた素材の中では突出しています。
単一素材だけで作るなら、ハードメイプルがトータルとしては一番まとまっています。しかし、両方を聞き比べると上記の差は明らか‥どうしてもハードメイプルには物足りなさを感じます。
しかし、問題は、低音~中低音の量感やや不足。そして特定高域の強調感。であることは変わりません。
ヴォーカルがどうしてもスレンダー気味。
‥どうしたら、このブビンガを、まともに使える奴にできるだろうか?
数日間悩んだ挙句‥
たどり着いた考えは
今まで使っていない素材とハイブリットしてみよう。
(結局これです)
ただ、今回は反省を踏まえて、ラミネートする相手側を薄めにしてみることに。
素材の選定は‥
ジョイホの素材コーナーで20種類くらいあるものを、実際に全部一枚一枚コンコンと叩いてみました。
条件は‥芯がありながら、音色は男性の声のような太さで、カンカン響かないもの。
ボソボソ、スコスコなんて論外です。
数種類選びました。
最有力‥ブナ
次点‥サクラ、チーク、ゼブラウッド

厚みは、おあつらえ向きに5㎜。
いずれの素材も芯のある太めの響きでしたが、ブナ→サクラ→チーク→ゼブラウッドの順で高域の響きが強くなってくるように聞こえました。
まずはブナ材とブビンガをラミネート。

作製して取り付けたのが、実は昨日。
(写真は未塗装ですが)ワトコオイル2度塗りは、既に私的にお約束です。
結果
これはいいかもしれない!!
ブビンガの高域のクセは、十分に抑えられています。
一方、ローエンドは相変わらず強力。
さらに、低音が増えたおかげで、ヴォーカルにも太さが付いてきました。
締まりはわずかに後退したかな? 低域に関しては、もう一歩解像度が欲しいかなと思ったりします。
ならばついでに、
ブビンガ+ハードメイプルのコンセントベースをサブウーファーのコンセントに移設。

期待どおり、重低音の解像度が向上。
締まって量感が後退してので、SWのボリュームを適度にアップ。
ブビンガ+ハードメイプルはここでレギュラー決定。
と書きましたが‥
2/10追記:聴きこむうちに、うちのSX-DW77では、沈みすぎてバランスが悪いことが発覚!心臓に悪そうな低周波が体に突き刺さります‥。次の休日にハードメイプル単体に変更して改めてチャレンジする予定です。
ブビンガ15mm+ブナ5㎜のコンセントベース ワトコオイル2度塗り仕上げ
ウッドシリーズの中では、今までで一番良い仕事をしてくれています。
トータルサウンドとしても、高次元でかなりまとまった感触です。
女性ヴォーカルの質感に若干潤いが足りないこと、
ベースのアタックに、バチバチ感がもう少しでれば、
‥なんて若干の不満点もあるのですが、
ワトコオイルが完全に乾燥すれば、変化もあるはず。それまでの間、この状態をキープ。
サクラ、チーク、ゼブラウッド材については、改めて試聴比較の予定です。