
電源ケーブルは自作品。
フジクラCV-S5.5 + プラグ/Hubbell 8215C + コネクター/オヤイデC-029
take51さんちに嫁いだ仕様と全く同じもの。
(CV-S5.5‥けっこうなハイスピード。硬く量のある低音、沈むローエンド。m当り693円とはとても思えないハイコスパ産業用電線です。ちと粗い高域がジャンルを選ぶけどね)
AVアンプ(パイオニアLX83)のにつなげます。
試聴ソフトは我が家の定番「ドラゴンハート」とToToの「Falling in Between Live」です。

さて、まずはToToのアフリカ‥
低音楽器の床を伝う振動が凄い。バスドラの振動が腰下までビンビン襲ってきます。
キレは最高レベル。全くもたついていません。こんな鳴り方は初めてです。
でも、なんか違う‥このドラム。
バスドラの革の鳴る音があんまり聴こえない‥。叩いて振動だけが体に届いてくる。
叩く瞬間の音、そして一瞬の革の弾む音。それら耳に届く音と、振動のバランスが整ってません。
一方‥シンバルなんてバッシャーンってリアルなんだけど。
タメとか粘りは二の次で‥
怒涛の音圧と超スピードでまくし立てられる。
ルカサーのギターは、これが素晴らしくカッコイイ。
けど、間奏のキーボードが硬い‥。浮遊する響きと余韻を楽しむ暇もない‥。
‥アフリカってこんな曲だっけ??
ドラゴンハートを観てみよう‥
ドレイコの声が‥鼻づまり感みたいなLFEの響きを伴う声がスッキリ! でも重厚!‥凄いなコレ。
でも、人間のボーエンの声がちょっとスッキリしすぎ? そして柔らかくない。
ここでも、ハイスピードが全面に出る。粘りとか艶は薄く、全てが硬すぎかもしれない。
ドレイコが初めて登場する洞窟のシーン‥ドレイコの足音がズシンッズシンッと鳴り響くシーン。
そのズシンッという音が小さくなっている、でも、ズシンッの地鳴りみたいな重い振動が体に届きます。
‥ってどういう鳴り方?
昔チャプター12、今はブルーレイになって、チャプター8になった、ドラゴン360度旋回シーンを見てみよう。
オオオッ!右に廻った時のドラゴンの振動がスゲー!
ゴゴゴゴゴッーって、翼の風圧が地面を叩きつけるのがよくわかる!
旋回2周目の、右前方高いところから舞い降りてくるドラゴンが高い!思わずその高さを目で見上げてしまいます。
直後、ドラゴンが降りてきて目の前を通過する時の迫力がスゲー!ブウゥンッ。
とにかく、でっかい物体が、自分の周りを飛び回っている様子が、音でよりハッキリとわかります。上下左右前後の空間定位感最高レベルです。
こりゃ凄いですわ。
まるで、シルバーデビルのキガデイン直撃サークルのど真ん中にいるようです。痺れます!
これは正にロジウム。それもスーパーと冠する「スーパーロジウムコンセント」じゃないのか?
誰だ?‥癖の無いスッキリ系、なんて言った奴は?!
こいつのクセをまともに受け止めるには、よほど懐の深いシステムじゃないとムリっぽい気がするぞ。
あるいは、ローエンドが十分に伸びてないシステムに使えば、こんなふざけた低音にはならずに、単純スッキリハイスピードに落ち着く可能性も確かにあるけれど。
マイシステムのようにバランスの取れているところに、こんなん入れたら‥見事に破綻します。劇薬すぎ。
長期エージングすれば変わるんだろうか‥?
それとも使い方を間違っているんだろうか?
言えることは‥5.1CHサラウンド再生において、このスピード&キレる重低音を使いこなすことが出来れば、圧倒的な破壊力を生み出すことは間違いないでしょう、確信します。(使いこなせればね‥)
う~ん困ったな。はてさて、どうすべ~。