
それは‥
この3Dハンディーカムと三菱のDLPプロジェクーでちゃんと3D投射できるか? ということでした。
ググっても、HDR-TD10とLVP-HC8000Dを繋いだ、なんて情報は何も見つかりません‥。
そんな中、価格.comのクチコミ掲示板に目に留まりました。
以下価格.comからの引用です。
HDR-TD10をLVP-HC7800DにHDMIでつないで投影してみましたが、結果は、残念ながら3D動画をうまく再生できませんでした。画面に左と右の映像が同時に映し出され、立体視できません。左右に分割して2画面表示される時と、上下に別れる症状でした。 HDR-TD10で、AUTOとサイドバイサイド等にHDMI出力を設定し試しましたが上記症状でNG。プロジェクタ側もAUTO、フレームシーケンシャル、サイドバイサイドと試しましたが症状は同じで駄目。
書き込みスレ全体は こちら( LVP-HC7800D 生産中止? ) です。
上から2/3くらいにあるスレ主さんの書き込みから引用させていただきました。
一連の内容を要約すると、
市販3Dブルーレイ(映画セル)の映像出力信号は24Pで、3Dハンディーカム HDR-TD10のそれは60P と違いがある。
HDR-TD10とプロジェクター/LVP-HC7800、を直接接続した場合、いずれの設定を弄っても、サイドバイサイドでは映るが、フレームシーケンシャルで映すことができない。
しかし、一旦ソニーのHDDレコーダーに落としてから再生すると、レコーダー側で自動信号変換してフレームシーレンシャルで映すことができた。ただし解像度はフルHDではない1280×720 60Pに落ちる。
というものです。
タビさんのための用語説明(イメージ) JVC DLA-X7の製品情報から借用してきました。
フレームシーケンシャル

サイドバイサイド

要するに‥
3Dに対応したHDDレコーダーに落としてからLVP-HC7800に繋げば、自分の望むものに近い3Dが映し出されますよ。
ただ、余計な出費がでちゃうしメンドクサイ事もあるけど、色々と我慢してね。
ということです。
幸いな事に、3Dに対応したブルーレイレコーダーを購入したばかりです。しかもそれはソニー製、AVCHD規格にも対応してます。そして自分のプロジェクターはHC7800の後継機種ですし‥きっと大丈夫。
映像と音声の振り分けは 先日の記事 にすればOKです。
分かった、とりあえず出来るんだな(たぶん‥)。だったら買うっきゃない!と購入に至った訳です。
しかしまあ、調べ始めて、
3Dハンディカムとの接続までフォローしたプロジェクター関連の記事の少ないこと‥
メーカーの製品情報でさえ細かいフォローはありません。
ビクターの製品情報 DLA-X700R | 主な仕様 を見ると‥
3Dフォーマット フレームパッキング 720p 60/50, 1080p 24, 1080i 60/50 と記載されてますがそれだけです。
三菱のLVP-HC8000Dの製品情報に至っては、3Dフォーマットの文字さえありません。
ソニーも同様。ソニーの場合は、3D映像信号にフル対応しているようですが(どの機種からは不明です)‥。
できるのか?できないのか?? ちゃんと映るのか? 何か必要なものはあるのか??!! ほんと分らないことばかりです。
TVだったら当たり前にポン付けで映っちゃうようですが‥
プロジェクターの事となると‥ハンディカム3Dなんて眼中にありません、ってことなんでしょうかね。
流行しない訳です。フォローが無いんだから。
さてさてそして‥
実際に撮って見る、プロジェクターに映してみる編です。
ほんとに出来るのか?チョー不安なんですが‥。
とにかく撮ってみなくちゃ始まりません。
む~んん‥
何か撮ろうと思っても、ターゲットなんてどこにもいません。
できれば動いてる奴がいいんだけど‥
見渡すとカラスがいます。じっとこっちを見てるし‥。
しょうがないからこいつでいいや‥とロックオン! が、向けたとたんに逃げていく。
カ~カ~♪ (バカにしやがって!)
チキショー撮ってやんねーよ。
しょうがないので隣の神社に行きました。
しょうがないのでこま犬を撮ってきますた‥。
すごすごと戻ってきて
早速!
まずは、プロジェクターに直接つないでみよー♪
どうせダメだろうけど‥
こんな感じよん、ってタビさんに説明できるし、何よりブログ的にチャレンジしなくちゃ面白みに欠けるでしょ?
付属のHDMIケーブルをお尻に刺して、

繋ぐプロジェクターは、もちろんLVP-HC8000D。

液晶パネルを開けば電源は自動でON。真ん中の再生ボタンを押します。

無事、スクリーンにメニューが投射されました。たったこれだけの操作です。何の手間もいりません。

リモコンのカーソルキーでメニューを選択すると、ファイル選択の画面になります。(HDR-TD10本体の液晶タッチパネルでも操作できます。)

神社を選択して決定。
サイドバイサイドの映像が映しだされ‥
エッ?!

フレームシーケンシャルじゃん?!
なんで??
HC8000Dって実はそうだったの?!!
(" ゚〇゚)!
。(^о^*=*^о^)。
慌てふためきながら、3Dメガネ、メガネ‥
おーーーーーっ、立体やーーー。
こま犬映像美ー。
なんていう事でしょう、本当に嬉しい誤算です♪
HDR-TD10とLVP-HC8000Dは、(レコーダーを介さず) 直接繋いでフレームシーケンシャルで再生できちゃいます。
内緒で進化してたんですね。
これは快挙です。日本で始めての発表させていただきます。
ただ、これって、フルHDなのかな? と素朴な疑問‥。
見た感じそれっぽく見えるけど‥
確かめてみよ。
プロジェクターのリモコンで信号情報を見れば‥
とボタンを押してプロジェクターのメニューを表示した途端‥

画面はサイドバイサイドになっちゃいました。
何故?
この状態で、メニュー画面から確認してみると‥ご覧のとおり。

一応、フルHDの解像度表示 1920×1080i にはなっていますが、
サイドバイサイド状態なので、実際に左右の映像を合体した3D映像は、横解像度は半分になり 910×1080i という解釈でいいんですよね?
この辺、初心者なのでよく分りません。
改めてプロジェクターのメニューボタンを押し、メニュー表示を消すと‥画面はフレームシーケンシャルに戻ります。
おっ、と思ってまたメニューボタンを押すと、またサイドバイサイド‥
これの繰り返し。
フレームシーケンシャル状態の解像度が知りたいと、
TD10とプロジェクター両方のメニューから、色々と試みましたが分りませんでした。
まっいいか‥。
とにかく、HDR-TD10とLVP-HC8000Dは、直接繋いでフレームシーケンシャルで再生できます。
仮に解像度が 1280×720 60P だとしても、(ブルーレイに鳴れた自分の目でも) 十分に実用に耐えます。
と続きまして、当初の思惑を実行してみます。
レコーダーのHDDにファィルを移動させます。
そうしないと自分の環境じゃ、5.1CH音声がスピーカーから出せないですから。
(HDR-TD10本体からは、赤/白ピンの2CHアナログ出力は可能です。)
コピーは簡単です。
付属のUSBケーブルを刺し、

レコーダーBDZ-AT350Sの正面パネル内側にUSB入力に刺します。

HDR-TD10の液晶パネル

レコーダーのカメラ取込みボタンを押します。

これだけの操作でコピー開始。
スクリーンにも表示は当然出ます。

コピー完了。ほんとにたったこれだけです。ちゃんと3Dで記録されています。

早速プロジェクターに投射してみましょう。
予定どおり、フレームシーケンシャルで再生されます。

解像度を確認すると‥
予定どおり? 1280×720になっています。
‥と言うことは‥
LVP-HC8000Dの場合、
(もし解像度がフルHDであれば)レコーダーを介さないほうが画質は良いし、
しかも、音声信号はHDMI直でAVアンプから再生できる。
だとすれば‥
AVアンプを3Dに対応したものに変えれば、音も画もオールOK?
いやいや、これ以上の出費は、懐に危険すぎるので考えないようにします‥。
ともかく、何はともあれ、無事にフレームシーケンシャルで映し出すことができました。
それだけでそれだけで、目出度し目出度し、ということにいたします。
今日のところは新品のカメラバックを買ってお茶を濁しました。

ちなみに、
HDR-TD10で撮った音声ですが、ちゃんと立派な5.1CHしてました。
神社に行った時、
近くで泣いている鳥たち、後方遠くの救急車のサイレン、そのとおり再生されてました。
立体映像と合わさって臨場感抜群でした。
これは思っていたよりずっと楽しいです。
美術館とか、ローカルな駅に行って鉄道撮りたくなってきた。春になったら神社の桜も撮ってみよう♪
なんだか、久々のワクワク感です。
タビさん、
程度の良いブツが手に入れられる今の内に一緒に‥ね♪
ついでに
LVP-HC8000D用の高速液晶3Dメガネ EY-3DGS-80U も追加で買っちゃいました。

amazon でまだ売っています。
3Dが鎮火し、三菱がプロジェクターから撤退した今、消耗パーツは手に入れられるうちに確保しなければ。
メガネが故障した。予備が無い。修理不可。マイ3D‥消滅‥では悲しすぎますからね。
それだけ本気になっちゃった(かも)ということです。
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