今回は改めて、初めてでもチョー安心 写真ドたくさん 自作電源ケーブルの作り方 をお送りします。
これを作ります。

ケーブルは藤倉電線のCV-S3.5φ 電源プラグはナショナルWF5018 IECコネクターはオヤイデのC-029
CV-S3.5は、500円/m程度 屋内配線で使われる電源線、かなり硬いケーブル。安価ながら厚めの銅箔で全体がシールドされていて外来ノイズに強い。音調はストレートでパワフル。低音締まる。響き艶を付加するような着色性は薄い。高域が若干粗いが、ピュアでの音楽再生でなければ気にするほどではない。
ローの沈み込みはより太いCV-S5.5に劣るが、それは比べての話。5.5の低音はワイドレンジかつ大音量でなければ、その真価は発揮されない。 (大音量:近所迷惑を起こすほどの音量)
小〜中音量の場合は、より分かり易い低音感の出るCV-S3.5のほうが有利。
正に〜中音量派の映画再生に向いている電源線です。
IECコネクター オヤイデのC-029 4000円程度/個
ユニットはタフで使いまわしが利く、ネジ強度は強クラス。音のクセの少なさは随一。しいて言うなら…低音締まるが痩せないかつパワフル。
電源プラグ ナショナル WF5018 1000円程度/個
俗に言うホスピタルグレード。低音増強。高域に少々粗さが伴う。ユニットはタフ、使いまわしが効く、ネジ強度最強クラス、さすがホスピタルです。
このプラグで様子を聴き、好みに合わせて改めてプラグを変更するのがよろし。

ケーブルのシース表面の汚れを無水アルコールで拭きます。


シース表面をワックスします。静電気/埃抑止のためです。

外皮を剥きます。剥く長さは写真くらい。

普通のハサミで大丈夫。

カット部を抜きます。

白いテープとヒラヒラテープをカットします。

剥き終わりました。

反対側も同様に。

メッシュチューブを通します。

このくらいにしておきます。

メッシュチューブを押さえる熱収縮チューブを通します。


このくらい戻します。

もう一方をカットします。

メッシュチューブの位置を調整します。

ターボライターを使い収縮させます。

線材部完成。

電源プラグ 左端はオヤイデのP-046…今回は使いません。

C-029 穴の位置…右(L)がラインホット 真ん中上がアース 左(N)がナチュラル

分解します。



緩めます。

中のストッパーを外します。(外さないと太いケーブルが入りません)

プラグケースを通します。

プラグ電極部 先の写真の反対側なので…左L、真ん中アース、右N です。

絶縁体を1.2㎝ほどカットし、導体を出します。

単線みたいな太さの7本撚り。3本と4本に分けます。

ペンチで撚ります。

電極穴に挿し、ネジをまわし留めます。

今回は赤をLに、黒をNに、アースは透明 としました。


電極部とケースを合体させます。溝が一本ありますので合わせます。

ネジを締めます。こちらはメス穴が弱いのでまわし過ぎるとパキッと割れます。注意です。

こちらは強いですが、締めすぎても意味がないのでほとほどで。

今度は電源プラグ側

分解します。

L(ラインホット) N (ナチュナル) の表記はありません。
コンセントに挿すと分ります。コンセント穴の長いほうがN 、短いほうがL です。

実は W の刻印があります。 Wの穴ほうが N (ナチュナル) です。

プラグケースを通します。
IECコネクターの電極に合わせ、赤をL 黒をN アースに透明線を挿します。

電極部とケースを合体して 完成。

色の区分け…ツッコミしないでね。
途中、電源プラグP-046の写真がありますが、諸般の事情により手元に置く必要があり今回は使いませんが、
P-046に変えると、明らかに音質の違いが分かるはずです。
SNがアップするということはこの事と理解できます。背景が静かになりセリフの存在感が際立ちます。
実は、この電源ケーブル サスケさんのところにお嫁に行きます。
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