ハードオフでジャンクボックスに入った名盤が100円で好き放題で買えた時代はとうの昔。
最近ではジャンクボックスの中は、ほんとのゴミレコードしかありません。欲しいと思うような盤はゲッっていうプライスタグが付いてレコード棚に陳列されてたりします。
ところで、表題の件ですが、
レコードって暖かい音がする、だから音が良い。なんてイメージ付けされてるのを見かけますが…。
皆さん、その「暖かい音」って、どんな音を想像します?
暖かいって言うんだから20℃くらいじゃね?
ちゅーか温度なんてねーだろ!? 音なんだから。音に冷たいも熱いもねーだろバカやろ。www
なんて一般の方からは罵られそうです。
実は…
自分も、暖かい音ってどんなん? と問われても答えられません。ピンッとこないんだもん。
よそ様のブログを拝見しては、「暖かい音でうんぬんかんぬん…」なんて書かれているのを見て、(意味分からないまま)感心しきりだったりしてる訳ですよ。
だからブログ書いてても、暑苦しい音と書いた事はあっても、暖かい音なんて一度も書いた記憶がない(はず)です。
うーん…レコードのあったかい音ってなんだ?
まあこんな時はググルのが一番。
以下ググった結果
ゆるい低音が出るのが暖かい…違う気がします。それってボケてるとは言うでしょうけど。
着色の無い音が暖かい…着色の無い音なんてそもそもあるの? ならば生音が暖かい?…それは違う気がする。
柔らかいのが暖かい…? 柔らかいのは分かるけど…逆説的に硬い音が冷たい音? それはなんかちがうべ。
真空管アンプは温かい…いやそれは物理的に発熱してるだけだから。
有機的な音が暖かい…なんとなく分かる気がするけど、音には有機も無機もございません。
結局よくわかりませんでしたw
やっぱあれだね。
音に温度なんて無い!
ダメ?
とりあえず、あったかい音は置いておこう。
レコードのほんとの良さは、「暖かい」 という言葉で表現できる部分じゃないっす。
(とムリヤリ舵を切ってみる)
レコードの良さの一つ、それは、立ち上がりが確実に鋭い こと。
例えば、ドラムの音。
ペダルがバスドラに突き刺さったその瞬間の
スティックがスネアやタムに触れ革を弾くその瞬間の
時間で言えば1/30秒とか1/40秒 そんな瞬間の鋭く立ちあがるアタック音、弾けるようなバルス的な音がハッキリと耳神経に届きます。
デジタルメディアのそれは比べると鈍いんです。
そして、引きも早いからリズムが濁らない。低音が遅れて聴こえたりもしない。
だからリズムの絶妙なずらしやタメが分かりやすい。
だから、ノリの良い、テンポの良いリズムが聴こえてくる。
低音の量感というポイントならば、リマスターされたデジタル音源のほうが圧倒的だったりするけど、大切なのはノリだってことをレコードは教えてくれます。
これ、録音がテープだった頃の、つまり古い音源のほうが差が顕著です。最近のデジタル録音されたソースはレコードだと今一だったりするんですけどね。
マスターがアナログならレコードのほうが楽しく聴けたりするんですよ。
レコードの一番の良さ、それは音楽のノリがとっても良いってこと。
また、生っぽい自然な音。これもレコードの良さ だと思います。
そして、ヒスノイズはあるけれど、実は 透明感のある耳と脳に優しい音 これもレコード良さの一つ。
ググってたらこんな書き込みに出会いました。
生の音は、カッチリした音と単純に形容できるような音ではありません。
そのなかに、しなやかさや柔らかさが必ず潜んでいます。
アナログの音は、CD(デジタル)に比べるとこの辺の表現が勝っている。
yahoo知恵袋( http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1048744180 )から引用
気づいたらはまります。
ただ、それなりの機材とセッティングと、盤のクリーニングが必要のなのは間違いないのですけどね。
ハードルが低くないのが残念なところです。
でも、タビさんなら大丈夫。
一緒にやりましょうw
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